よくある質問

2024.04.12更新

RSウイルス・ヒトメタニューモウイルス感染症


●どんな病気?
RSウイルス感染症は、RSウイルスが呼吸器に感染することで発症します。これまで秋から冬にかけて流行すると言われてきましたが、近年春先から流行することが増えています。何度でも感染を繰り返しますが、多くは2歳までに初感染します。年長児、成人が感染した場合は軽い風邪症状程度(咳嗽が遷延します)の場合が多いのですが、赤ちゃんが感染した場合には細気管支炎や肺炎をきたし、喘鳴(のどからヒューヒュー・ゼイゼイと音がする)や呼吸困難に陥る可能性があります。細気管支炎の約7割がこのRSウイルス感染によると考えられます。


ヒトメタニューモウイルスもRSウイルスと概ね同様の症状を呈しますが、RSウイルスが主に新生児や乳児が注意すべき感染症なのに対して、ヒトメタニューモウイルスは幼児でも重症化することが少なくない感染症です。特に熱が高く、解熱まで時間がかかる場合は肺炎を合併している可能性が少なくありません。
両ウイルスともに患者の咳などでウイルスが飛び散って感染します(飛沫感染)。肺炎や細気管支炎になると、症状が次第に悪化して喘鳴、呼吸困難を認めます。未熟児、心臓の病気、喘息などの合併症がある場合には重症化のリスクが高いです。1週間程度の経過で症状は改善します。


●治療と感染予防
残念ながら両感染症の特効薬はありません。抗生剤も無効です。気管支拡張薬、去痰剤、吸入療法などを用いて対症療法を行います。自宅ではこまめに水分補給を行なって痰がつまらないように心がけてください。極端に機嫌が悪い時や、呼吸が荒く水分補給が困難な場合には様子をみることなく速やかに受診してください。
現在のところ両ウイルスに対するワクチンも存在しません。手洗いやうがいなど日常的な感染予防が重要になります。年長児や成人が感染した場合には多くは軽症です。「軽い風邪だから」と安心して、赤ちゃんに触れると赤ちゃんが重症化する場合があります。咳や微熱がある場合にはできる限り赤ちゃんには近づかず、室内でもマスクなどを使用してください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2022.01.21更新

小児のコロナワクチンについて
2022 年 1月、5 歳から 11 歳までの子どもたちへのコロナワクチン接種が決まりました。当院でも 2022 年 3月以降接種を開始する予定があります。当院の小児におけるコロナウイルスワクチンの考え 方についてお話しします。
ファイザーおよびモデルナ社のワクチンは、これまでのワクチンとは異なった考え方で作られたワク チンです(2022 年 1月現在、5 歳から 11 歳までの小児に接種が認めれれている新型コロナワクチンは ファイザー製のみです)。
有効性は非常に高く、9 割以上の感染予防と重症化抑止ができます。このデータはオミクロン株流行 前のものですが、日本小児科学会ではオミクロン株においても「重症化を防ぐことはできる」と考え ています。
アナフィラキシーなど重篤な副反応に関しては、その頻度は他の小児ワクチンと差がありません。頭 痛や筋肉痛、発熱などの反応は他のワクチンに比べて多いですが、これらの症状が重篤化することは なく多くは接種後 1−2日で改善します。新しく承認された 5 歳から 11 歳において副反応が増加すると いうデータはありません(主な副反応は接種した部位の痛み約 70 %、38 度以上の発熱 3-7 %など)。
オミクロン株の流行以降、幼児や小学生にも感染者が急増しています。ただしインフルエンザなど多
くの感染症と異なり、コロナウイルス感染症は成人の方が重症化しやすく、小児の重症例は稀です。


当院のコロナワクチンの考え方
当院では高校生以上の方には積極的に接種をお勧めします。12 歳以上の小、中学生では気管支喘息、 てんかん、染色体異常など基礎疾患のある方には接種をお勧めします。また、課外活動などに参加す ることが多い方も接種を検討すべきだと思います。
5 歳から 11 歳の幼児、小学生に関しては各ご家庭、小児一人一人につて個別に上記メリットとデメリ ットを考慮して接種するか判断しなければいけないと思います。先に書いた通り、この年齢において コロナウイルス感染症が重症化するリスクは(もちろんないわけではありませんが)あまり高くはあ りません。ただし、今後感染者が増えれば少なからず重症化する小児も出ることでしょう。また、特 にオミクロン株の流行後、この世代を介して家族に感染が拡大するケースが増加しています。ご家庭 によっては赤ちゃんや妊婦、高齢者、基礎疾患を持つ方が同居しているケースもあるでしょう。ま た、感染者は重症ではなくても発症後少なくとも 10日間は自宅療養が義務付けられ、濃厚接触者は 14 日間の自宅待機が必要になるため、家族が順番に感染した場合は日常生活に戻るまでに 1 ヶ月くらい の期間を要するなど、社会的、経済的影響も非常に強くなります。つまりコロナワクチンはこれまで の「子どもたちを守る」という目的と共に「家族全体の感染防護をどこまで考えて、それに子どもた ちにも協力してもらうのか」という考え方も必要になります。
小児の接種に関してはご不安も多いことと思います。各ご家庭において子どもたちへの接種の必要性
について一度ご相談ください。当院ではその判断のお手伝いをさせて頂きます。

5~11歳小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方|公益社団法人 日本小児科学会 "公益社団法人 日本小児科学会公式サイト"

http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=404

 

子どもの新型コロナワクチン接種の考え方(ポイント)"ワクチンで防げる病気(VPD)を知って子供たちの命を守ろう。"

https://www.know-vpd.jp/news/mRNA.php

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2021.05.03更新

あっぷりけキッズクリニックでは赤ちゃんから大人まで行うことができる難聴スクリーニング検査機器『OAEヒアリングスクリーナー』(Welch Allyn社製)を導入しています。

子供の難聴は
新生児の1000人に1~2人に、生まれつき難聴があるといわれています。子供たちはあたかも聞こえているかのように行動する傾向があり、気づかれない難聴が、言語や心の発達に影響を及ぼします。
また、先天的に異常がなくても、中耳炎やおたふくかぜの罹患後などに難聴が生じる場合もあります。おたふくかぜ後の難聴は、1000人に1人くらいに発生すると考えられます。

難聴は早期発見・早期治療介入が大切です
検査は片耳あたり数十秒ほどで終了します。お母さんに抱っこされた状態など眠っていなくても検査できます。
OAE検査では「後迷路性難聴」という一部の難聴を見つけることができません。また、泣いてしまったり過度な耳垢があると検査ができません。当院の検査で聴力障害が疑われた場合、当院の検査では聴力障害が否定できない場合はABR検査という別の検査ができる耳鼻科の専門病院と連携します。

どのような子が検査を受けるべき?
* 新生児期に聴力検査を実施していない場合
* 多くの子供たちが話し始める1歳6か月、言葉を習得する時期である3歳頃、小学校入学前など
* おたふくかぜや中耳炎の罹患後
* 聞こえや言葉の発達に不安を感じた時

検査は感染症の診療とは分けて健診や非感染症外来の時間に実施します。子供たちに負担がかかる検査ではありませんから、ちょっとしたきっかけがある際にお気軽にご相談ください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2021.02.14更新

当院ではシナジスの接種を行っています。


・ シナジスとは
シナジスはRSウイルス感染に伴う重症化予防を目的に作られた注射薬です。シナジスはワクチンではありません。効果は接種後1か月で、RSウイルスが流行する時期に毎月接種します(通常はRSウイルスの流行がはじまる6月頃に接種を開始します)。

・RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症は秋から冬にかけて流行します。赤ちゃんが感染した場合には細気管支炎や肺炎をきたし、喘鳴(のどからヒューヒュー・ゼイゼイと音がする)や呼吸困難に陥る可能性があります。未熟児や心臓の病気、喘息などの合併症がある場合には重症化のリスクが高いです。RSウイルスに有効な抗ウイルス薬やワクチンは開発されていませんから感染予防が大切です。

・シナジスの接種対象は
重症化のリスクが高い以下のような場合は保険適応でシナジスを接種できます(横浜市在住で乳幼児医療の医療券をお持ちの場合は適応となります)。

早産児
① 早産児
在胎期間28週以下(28週6日まで)で、接種開始時に生後12か月齢以下
在胎期間29週~35週(35週6日まで)で、接種開始時に生後6か月齢以下
② 生後24か月齢以下の血行動態に異常のある先天性心疾患の児
③ 生後24か月齢以下の免疫不全を伴う児
④ 生後24か月齢以下のダウン症候群の児

※ 接種は予約制となります。事前にご相談ください。
母子手帳、可能であれば病院の紹介状などをお持ちください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2020.08.02更新

成長1

成長2

成長3

成長4

成長5

成長6

 

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2020.06.13更新

抗生剤は細菌感染症の際に使う薬です

 抗生剤は細菌を殺すための薬です。実は子供の発熱の約8割はウイルス感染など細菌以外の原因によるものです。これらの病気には抗生剤はまったく効かないばかりか、下痢をしてしまったりと不利益がある場合があります。

 以前は、乳児が発熱すると細菌性髄膜炎や敗血症の鑑別が大切でした。それは、もちろん今も変わりませんが、ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンを皆が接種するようになり、これらの重篤な細菌感染症のリスクは大きく低下しました。また、これらの原因となる細菌には抗生剤に対する耐性菌が多く、そもそも一般的に処方される抗生剤ではあまり効果が期待できません。

 抗生物質が発明されて、私たちは多くの病気を克服してきました。今でも感染症治療の主役は抗生物質です。でも、発熱したらいつでも抗生剤を使うのではなく、しっかりと病気を見極めて必要性を判断、使用するのであればどんな種類の抗生剤を使うのか、何日間継続して使うのか、を決めなくてはなりません。

 日本は世界の中でも、特に多くの抗生剤を消費する国のひとつです。結果、抗生剤の効かない細菌(耐性菌)が増えて、病気の治療が難しくなっているという現状があります。ご家族と私たちが一生懸命お話しして、本当に必要な薬だけを選択してゆく必要があります。

 

抗生剤を使用する際の注意

 最後に、抗生剤の使い方についてお願いです。私たちが抗生剤を処方する際は、明確な目的をもって処方しています。症状が改善しても、途中で服薬を中断することなく、医師の指示通りにすべて服薬してください。仮に自宅に残った抗生剤があったとしても、ご家族の判断でそれを使用しないでください。一言で抗生剤といってもその中には多くの種類があります。私たちはそれを病状によって使い分けますが、診察前に抗生剤が投与されてしまうと病気の診断が難しくなってしまう場合があります。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2020.06.11更新

 子どもが吐いたときの対処法を解説します。

 子どもが嘔吐を繰り返したら、通常の食事は控えてください。できるだけ速やかに経口保水療法(ORT)を開始します。市販のスポーツ飲料ではなく、専用の経口補水液を利用してください。

 


 経口補水液の例 OS1(ペットボトル、ゼリー状)、アクアライトORSなど


 

 

経口補水療法のすすめ方

 子どもが吐きくり返したら、できるだけ速やかに経口補水療法をはじめます。乳児であれば1回5〜10ml(ティースプーン1杯が約5mlで計算すると与えやすいです)、幼児期以降であれば1回10〜20ml程度を5分間隔くらいで与えます。嘔吐があっても根気強く続けてください。嘔吐の回数が減ってきたら、徐々に1回に飲む量を増やして間隔をあけても良いでしょう。嘔吐がある間は、他の飲み物や食事は控えてください。

 嘔吐がとまったら、少量から食事を開始してください。お粥などでなくても大丈ですから、子どもの好む、年齢相当の食事で結構です。乳児であれば母乳、ミルクもOKです。ミルクは薄める必要はありません。必要以上に長く食事の制限を続けても、病気の治る期間に変わりはなく、かえって体重が減って、回復に時間を要してしまう場合もあります。

 食事が摂取できるようになったら経口補水療法は終了して大丈夫です。

 

このような場合は直ちに受診を!

・生後3か月未満の乳児で38度以上の発熱がある

・緑色の嘔吐、もしくは血液(赤色)の嘔吐

・くの字にからだを折り曲げて耐えている、痛みで泣き叫ぶ、もしくは歩くことができない強い腹痛

・右下腹部痛、時間の経過で上腹部から右下腹部に移動する痛み

・血便(イチゴジャムのようなドロドロした便)、もしくは黒色便(タール状の便)


 

 

スポーツ飲料と経口補水液の違いは?

 スポーツ飲料は、スポーツなどで消耗してしまった糖分やミネラルが補給しやすいように調整されています。健康な方、通常の食事などの摂取できる前提の飲み物です。スポーツの後や、発熱や下痢など感冒症状がある時でも、軽い食事が摂取できる場合などは適しています。

 経口補水液(ORS)は、食事や水分が摂取できない方のために調整されています。浸透圧が血液より低めに調整されていて、小腸から効率よく吸収することができ、速やかに脱水を改善します。スポーツ飲料や(ORSの記載のない)普通のアクアライトは、ナトリウム濃度が低すぎるのと、ブドウ糖の濃度が高く浸透圧が高めのため、ORSほど吸収効率が良くありません。嘔吐が持続しているよう場合はORSを利用してください。

 ORSの組成

経口補水液はまずい?

 経口補水液、特にOS-1はナトリウム濃度が高く、味に慣れていない子はしょっぱく感じてしまうかも知れません。このような場合は、ゼリータイプが使いやすいと思います。小さく凍らせて少しずつ食べても良いと思います。

 アクアライトORSは、OS-1ほどナトリウム濃度が高くないのと、ほんのりとリンゴフレーバーがきいていて乳幼児は飲みやすいと思います。

 

 

 

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2020.06.11更新

 急に蒸し暑い日が増えてきました。熱中症にも注意が必要です。新型コロナウイルス流行中の2020年の夏、例年以上に注意が必要です。

 

2020年の夏に特に注意してもらいたいこと

・マスクの着用によって体から熱が逃げにくくなります。周囲に人がいないなど、感染のリスクが低い場合には、マスクを外すなどの配慮が必要です。特に2歳未満のお子様に関してはマスクを着用しないことが推奨されます。

・熱中症対策にエアコンは有効です。ただし、エアコンは室内の空気を循環させるだけですから、適度な換気と併用してください。

2020年の熱中症対策

 


熱中症について

 暑い夏。楽しいイベントもたくさん!でも熱中症には気をつけましょう。気温が高いと私たちは汗をかくことで体温を調節します。水分が足りず、うまく汗をかけない状態になると、身体に熱がこもって体調を崩します。これが熱中症です。重症の場合には高熱や意識障害に陥るなど、命を落とす可能性のある恐ろしい病気です。

 

熱中症を予防する

 熱中症は真夏の炎天下ばかりでなく、曇った蒸し暑い日、室内でのスポーツでも起こります。熱中症を予防する上で大切なことをまとめてみました。

・十分な水分摂取。水ばかりではなく、経口補水液、スポーツ飲料など、塩分と糖分の摂取にも気をつけてください。子供は遊びに夢中になると水分をとることを忘れてしまう場合も。こまめに声かけをするなど、気を配ってあげてください。

・帽子や、風通しの良い服装も心がけてください。

・気温が35度を超えるような日は外遊びや、運動は控えましょう。

・日頃の体調管理が大切です。寝不足や体調の悪い日は無理をしないでください。

・ベビーカーに乗った赤ちゃんは地面からの輻射熱を多く受けてしまいますからご注意を。

・仮にエアコンをつけていたとしても子供だけを車の中に残すことは厳禁です!

 

熱中症の症状と対処法

 軽い熱中症の症状は疲れ、頭痛や吐き気、めまいなどです。このような症状が出たら、風通しの良い涼しい場所で休んでください。スポーツ飲料など冷たい飲み物をゆっくり飲みます。症状が改善しなかったり、お子さんがぼーっとして元気が無い、ぐったりしている場合には速やかに病院を受診しましょう。

 熱中症に気をつけて素敵な夏の思い出を!

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2020.05.30更新

1.小学校入学前に接種すべきワクチ

 母子手帳にてお子さまの接種歴を確認してみてください。不足しているかな?と感じた場合はお気軽にご相談ください。

 小学校入学前に接種すべきワクチン

 

 麻疹風疹ワクチン(MR)、おたふくかぜワクチン、水痘ワクチンは1回では不十分です。2回接種することでほとんどの人がこれらの病気にかからなくなり、かかったとしても軽い症状で済むことができます。

 四種混合ワクチンで予防することができるジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオですが、小学校入学頃になると徐々にその抗体が低下してきていることが解ってきました。実際、5歳頃から急激に百日咳患者が増え、患者の多くが小学生〜中学生です(図1)。これを予防するために小学校入学前に三種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳)と不活化ポリオワクチンの接種をお勧めしています(任意接種)。また11〜12歳で接種する二種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風)(定期接種)を三種混合ワクチンに変更することもできます(任意接種となります)。

百日咳の年齢分布

 

2.小学校以降で接種するワクチン

・日本脳炎ワクチン(9〜12歳)(定期接種)

・二種混合ワクチン(11〜12歳)(定期接種)三種混合ワクチンに変更可能(任意接種)

・HPVワクチン(小6〜高1相当女子)(定期接種)現在は接種の積極的勧奨が控えられていますが、子宮頸がんを予防することのできる大切なワクチンです。ぜひ接種をご検討ください。

・髄膜炎菌ワクチン(2歳以上)(任意接種)高校や大学で寮生活をする場合、海外留学を検討する場合は接種をお勧めしてます。

・インフルエンザワクチン(毎年)(任意接種)

 

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール 

 

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2020.05.25更新

小児科医会より一般の方向けに「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険!」というメッセージがありました(以下抜粋)。

https://www.jpa-web.org/dcms_media/other/2saimimann_20200525.pdf

 

2歳未満の子どもにマスクを使用するのはやめましょう

乳児のマスク使用ではとても心配なことがあります。

・乳児の呼吸器の空気の通り道は狭いので、マスクは呼吸をしにくくさせ呼吸や心臓への負担になる

・マスクそのものやおう吐物による窒息のリスクが高まる

・マスクによって熱がこもり熱中症のリスクが高まる

・顔色や口唇色、表情の変化など、体調異変への気づきが遅れる

など乳児に対する影響が心配されます。

 

★世界の新型コロナウイルス小児感染症からつぎのような点が わかってきました。

・子どもが感染することは少なく、ほとんどが同居する家族からの感染である

・子どもの重症例はきわめて少ない

・学校、幼稚園や保育所におけるクラスター(集団)発生はほとんどない

・感染した母親の妊娠・分娩でも母子ともに重症化の報告はなく、母子感染はまれです。

 

子どもの新型コロナウイルス感染症は今のところ心配が少ないようです。

2歳未満のマスク

投稿者: ぽっけキッズクリニック

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