よくある質問

2016.10.31更新

暑い夏。楽しいイベントもたくさん! でも熱中症には気をつけましょう。気温が高いと私たちは汗をかくことで体温を調節します。水分が足りず、うまく汗をかけない状態になると、身体に熱がこもって体調を崩します。これが熱中症です。重症の場合には高熱や意識障害に陥るなど、命を落とす可能性のある恐ろしい病気です。

●熱中症を予防する
熱中症は真夏の炎天下ばかりでなく、曇った蒸し暑い日、室内でのスポーツでも起こります。熱中症を予防する上で大切なことは以下の通りです。

・十分な水分摂取。水ばかりではなくスポーツ飲料など、塩分と糖分の摂取にも気をつけてください。子供は遊びに夢中になると水分をとることを忘れてしまう場合も。昔は「スポーツ中は水分をとらないように」と指導されましたが、いまは休憩を摂りながらこまめに水分を摂取することが大切だと知られるようになりました。
・気温が35度を超えるような日は運動を控える。
・帽子や、風通しのよい服装を。
・寝不足や体調の悪い日は無理をしない。
・ベビーカーに乗った赤ちゃんは地面からの輻射熱を多く受けてしまいますからご注意を。
・仮にエアコンをつけていたとしても子供だけを車の中に残すことは厳禁です。

●熱中症の症状と対処法
軽い熱中症の症状は疲れ、頭痛や吐き気、めまいなどです。このような症状が出たら、風通しの良い涼しい場所で休んでください。スポーツ飲料など冷たい飲み物をゆっくり飲みます。症状が改善しなかったり、お子さんがぼーっとして元気が無い、ぐったりしている場合には速やかに病院を受診しましょう。熱中症に気をつけて素敵な夏の思い出を!

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

子供が嘔吐した時、最も多いのがウイルス性胃腸炎です。ロタウイルス、ノロウイルスなどが代表です。子供が嘔吐を繰り返したら、まず通常の食事は控え、できるだけ速やかにORT(経口補水療法)を開始します。普通のスポーツ飲料ではなく可能ならOS-1やアクアライトORS、ソリタT3顆粒など専用の経口補水液を利用してください。

嘔吐を繰り返している場合にはあわててたくさん飲ませないでください。20mlを10分間隔くらいで与えます。1回20mlでも吐いてしまう場合には5分間隔で5mlずつ与えます。嘔吐がおさまってきたら10分間隔10ml、10分間隔20mlとステップアップしてゆきます。ORT開始後4時間で幼児300ml、 学童500ml程度が摂取できれば大丈夫でしょう。

※小さじ(ティースプーン)1杯、ペットボトルのキャップは5ml、大さじ1杯は15mlくらいになります。

ある程度水分が飲めるようになったら固形物の摂取を再開します。少量でもよいので子供の好む、消化の良いものを与えてください。乳児であれば母乳、ミルクもOKです。ミルクは薄める必要はありません。また無理に乳糖分解乳などの特別なミルクを与える必要もないと思います。嘔吐を繰り返す場合、腹痛が強い場合、高熱を伴う場合、極端に元気がない場合は胃腸炎以外の病気の鑑別や、脱水への対処が必要です。速やかに受診してください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

これも主治医によって意見が分かれてしまい、皆様に混乱を与えてしまっている部分ですね。ぽっけキッズクリニックでは以下のようにお話ししています。

解熱剤を使ったからといって治る病気はありません。解熱剤の効果は2~3時間ですから、その時間が過ぎるとまた熱は上がってしまいます。「熱が高いと脳の障害が起きる」という話も脳炎など特殊な場合を除いてまれなことです。必ずしも熱の高さと病気の重症度は一致しないんです。でも、解熱剤を使うことによってお子さんがリラックスできたり、ぐっすり寝られたりするならばとても良いことですよね。解熱剤は「熱が高いから」使うのではなく、熱が高いことによってお子さんがつらいとき、水分がとりにくいときなどに使ってあげてください。

解熱剤を少しだけ常備しておくのも良いと思います。水分を飲めるなど、ある程度日常生活が可能ならば子供の発熱は緊急に受診を要するものではありません。予備の解熱剤で様子をみて、翌日かかりつけ医に相談すれば慌てて夜間救急を受診したりする必要が減るかもしれません。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

抗生剤は細菌を殺すための薬です。実は子供の発熱の約8割はウイルス感染など細菌以外の原因によるものです。これらには抗生剤はまったく無効なばかりか、時には下痢をしてしまったりと不利益がある場合があります。その割には病院に行くと抗生剤がよく処方されると思いませんか? それにはいくつかの理由があります。

・確かに多くはウイルス感染なのですが、初診の段階ではウイルス感染と細菌感染を完全に区別できないから抗生剤を処方します。
・ウイルス感染でも長引くと細菌の混合感染が起きてしまう場合があるからです。
・抗生剤を処方しないとお母さんが不安になってしまうので処方します。

確かに最初の2つの理由には抗生剤を処方する根拠がありそうです。でも3つ目の理由はどうでしょうか? これまで十分な説明を怠ってきた私たち医師にも責任があります。

日本は世界の中でも非常に多量の抗生剤を消費する国です。結果、抗生剤の効かない細菌(耐性菌)が増えて、病気の治療が難しくなっているという現状があります。ご家族と私たちが一生懸命お話しして本当に必要な薬だけを選択してゆく必要がありそうですね。

最後に一つお願いです。仮に自宅に残った抗生剤があったとしてもご家族の判断でそれをお子さんに使用しないでください。一言で抗生剤といってもその中には多くの種類があります。私たちはそれを病状によって使い分けますが、診察前に抗生剤が投与されてしまうと病気の診断が難しくなってしまう場合があるのです。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

熱のある時は身体を温めるの?冷やすの?と、よく聞かれます。一般的にお子さんの顔が青ざめて手足が冷たくなっているような時にはこれから熱が高くなっていく時です。布団を少し厚くしたりして、身体を温めてあげてください。逆に顔がほてって首筋などにうっすら汗をかいているようなときには氷枕などで積極的にクーリングしてあげましょう。脇や首を冷やしてあげるのも効果的です。
十分な水分を摂らせて、汗を拭きとったり、着替えさせたりなどもお忘れなく。夏場ならクーラーや扇風機の使用もOKです。ただ、直接風が吹き付けるような場所に子供を寝かさないでください。このような体温の管理は発熱中の子供をリラックスさせるためのもの。あまり難しく考えすぎず、お子さんとお話ししたり、表情をみたりしながら対処してあげれば大丈夫です。お母さんが一番わが子のことを解っているのですから。
十分に水分がとれているのなら発熱中の入浴もOKです。さっと汗を流してあげればリラックスして休めるかもしれません。あまり高温のお湯に長湯することなく、例えば人肌より少し温かいくらいのお湯に軽くつかる程度が良いでしょう。

投稿者: ぽっけキッズクリニック