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子どもの発熱、受診のタイミング

子どもの発熱、受診のタイミング
 新型コロナウイルスの感染が拡大している今、子どもが体調を崩した時に受診するタイミングで悩まれる方も多いと思います。小児の場合、新型コロナウイルス感染症以外でも咳が強くなったり、発熱が持続することは珍しくありません。4日以上発熱が続き、また他の家族にも発熱や咳が強い方がいらっしゃる場合は、まずは「帰国者・接触者相談センター」に電話をして指示を仰いでください。ただ、近くの方に新型コロナウイルスの感染者や患者との濃厚な接触者がいない場合、他の家族に症状がなく子どもだけに認められる場合は多分通常の感染症だと思います。このような場合は普段通り順番予約の上、当院を受診頂いて結構です。
 「病院に受診するとコロナウイルスに感染してしまうかも」お気持ちはよく解ります。幸い、今年は早くにインフルエンザが終息し、皆が手洗いなどに気をつけていただいているおかげで比較的診療は空いています。アイチケット通りに来院頂ければそれほど待ち時間がなく診察が可能です。
 子どもの感染症の多くはウイルス感染症で抗生剤などは無効です。熱があっても元気で水分などが摂取できていれば、あえて薬を飲まなくても安静と栄養補給でたいていの場合は治癒します。症状があっても慌てて受診せず2〜3日待って症状がよくならなければ受診しても遅くはありません。
 逆にどの様な症状があったら急いで受診した方が良いのか、まとめてみます。
・呼吸が苦しい(肩で息をしている・呼吸が極端に早い・咳き込んで話ができなかったり吐き戻してしまう・夜眠ることができない)
・ぐったりしている(顔色が悪い)
・嘔吐を繰り返す
・水分を摂取できない、半日以上尿が出ない
あと、仮に元気に見えても3か月未満の発熱は早めに受診して下さい。
 現在、当院で継続的に診療を行なっている気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、内分泌疾患などの電話再診を行っています。これらの疾患で病状が安定している場合はお電話での問診で処方箋を発行することができます。こちらもご利用ください。

予防接種や乳幼児健診は
 「コロナウイルスが心配だから予防接種を見合わせたい」というご相談を受けることがあります。乳児期から1歳で接種する予防接種はどれも大切なものばかりです。万が一感染してしまうとコロナウイルス以上に恐ろしい病気も少なくありません。特にこれらの年齢で接種すべき予防接種は遅らせないようにして下さい。当院では予防接種の時間、乳幼児健診の時間は厳密に感染症の診療と区別しています。診療所で感染してしまうリスクは高くはありません。

 

お問い合わせ先

・新型コロナウイルス感染症帰国者・接触者相談センター 045-664-7761
・新型コロナウイルスに関するご質問は下記にて承ります
厚生労働省 0120-565-653
神奈川県 045-285-0536
横浜市 045-550-5530
・子どもの急な体調変化、看護師がアドバイス 横浜市救急電話相談 #7119(045-222-7119)
・当院にかかりつけの方は受診のタイミングや、予防接種のご相談など当院にお電話でお問い合わせ頂いても結構です(診療時間内)。