小児の気管支喘息
病態と診断、長期管理、急性増悪への対応
喘息は、気道の慢性炎症を背景に、咳、喘鳴、呼吸困難などを繰り返す疾患です。症状の程度は日によって変わり、診察時には異常がみられないこともあります。治療では、その時の症状を改善するだけでなく、急な悪化を防ぎ、成長期の呼吸機能と日常生活を長期的に守ることが重要です。
小児の喘息は、年齢、アレルギーの関与、発作の起こり方、吸入のしやすさなどによって診療上の課題が異なります。症状の経過と必要な検査を組み合わせて評価し、お子さんとご家族に合った治療を継続します。
現在、強い呼吸困難、唇が紫色になる、呼びかけへの反応が鈍いなどの症状がある場合は、このページを読み進めず119番へ連絡してください。
気管支喘息の病態
慢性気道炎症と気道過敏性
気道は、鼻や口から肺へ空気を運ぶ通り道です。喘息では気道の粘膜に炎症が起こり、上皮の障害、粘膜のむくみ、粘液分泌の増加などがみられます。小児では、ダニなどの吸入アレルゲンに対する反応や、好酸球という白血球が関わる炎症が多くみられますが、アレルギーだけですべての喘息を説明できるわけではありません。
炎症のある気道は、ウイルス感染、冷気、煙、運動などの刺激に反応しやすくなります。この状態を気道過敏性といいます。刺激によって気管支の周囲の平滑筋が収縮し、粘膜のむくみや粘液も加わると、気道が狭くなり、とくに息を吐くときの空気の流れが妨げられます。
気道の狭さや症状は、時間や治療によって変化します。これが喘息に特徴的な可変性の気流制限です。症状がない時期にも炎症や気道過敏性が残ることがあり、発作が治まったことと、気道の状態が十分に安定したことは同じではありません。

気道リモデリングと長期的な視点
喘息では、気道壁が厚くなる、気管支の平滑筋が増えるなど、気道の構造自体に変化が生じることがあります。これを気道リモデリングと呼びます。小児期から認められることがあり、気道の狭さが改善しにくくなることや、長期的な呼吸機能の問題との関係が考えられています。
長期管理では、気道炎症を継続的に抑えて症状や増悪を予防し、呼吸機能を良好に保つことを目指します。吸入ステロイド薬による症状・増悪の抑制は確立していますが、小児のリモデリングや長期的な呼吸機能低下を予防する効果は、まだ十分に確立していません。治療への反応を確かめながら、症状・呼吸機能・成長を継続して評価します。
症状と診断
喘鳴とはどのような音か
気管支喘息で典型的な喘鳴(ぜんめい)は、狭くなった気道を空気が通るときに生じる、笛のような高い連続性の音です。主に息を吐くときに聞かれ、医学的にはwheezeと呼びます。
一方、ご家族が気づく呼吸音の異常には、鼻づまりや痰の音、喉の付近が狭くなることで息を吸うときに生じる音なども含まれます。音の表現だけで喘鳴と判断したり、喘息と診断したりすることはできません。呼吸のどの時点で、どこから、どのような音がするかを診察で確かめます。
喘鳴は喘息だけに起こる所見ではなく、反対に、喘鳴が聞こえない喘息もあります。重い発作では空気の出入り自体が少なくなり、かえって呼吸音が弱くなることがあるため、音の大きさだけで重症度を判断してはいけません。
症状の反復性と変動を確認します
診断では、咳、喘鳴、息苦しさ、胸の圧迫感などが、どのような状況で繰り返すかを重視します。夜間から早朝、運動や笑った後、かぜをひいたときに悪化する経過は、喘息を考える手がかりになります。気管支拡張薬で改善するか、症状のない時期があるかも確認します。
ご本人やご家族のアレルギー歴、生活環境、これまでの治療反応を合わせて評価し、可能な年齢では呼吸機能検査などで気流制限とその変動を確認します。診察時に症状がなくても、繰り返す夜間の咳や運動時の症状があれば受診してください。
乳幼児の喘鳴や長引く咳をどう考えるか
乳幼児はもともと気道が細く、ウイルス性の細気管支炎などでも喘鳴が生じます。初めて喘鳴が出たというだけで、喘息と決めることはできません。症状を繰り返すか、感染のない時期にも症状があるか、治療にどう反応するかを追って判断します。
長引く咳だけの場合も、感染後の咳、鼻・副鼻腔の病気、遷延する気道感染などとの区別が必要です。突然の発症、片側だけの呼吸音の異常、持続する湿った咳、通常の喘息治療で改善しない経過では、気道異物や気道の形態異常なども検討します。必要に応じて、期間と評価方法を決めた診断的治療や専門医療機関での検査を行います。
診断と治療評価に用いる検査
検査は、症状の経過と診察を補うために行います。それぞれが調べているものは異なり、一つの数値だけで診断や治療方針が決まるわけではありません。
呼吸機能検査 あっぷりけキッズクリニック
スパイロメトリーでは、大きく息を吸った後に吐き出す空気の量と速さを測定します。フローボリューム曲線は、空気の流量と量の関係を示すもので、気流制限の評価に役立ちます。必要に応じて、気管支拡張薬の吸入前後で改善するかも調べます。
検査は、必要な呼吸動作を再現性よく行えるかを確認して実施します。症状が落ち着いている時期には正常な結果となることもあるため、一度の正常値だけで気管支喘息を否定することはできません。診断だけでなく、治療後の変化や呼吸機能の推移も評価します。

呼気一酸化窒素濃度 FeNO あっぷりけキッズクリニック
FeNOは、吐く息に含まれる一酸化窒素の濃度を測る検査です。主に好酸球が関わるタイプの気道炎症を評価する指標の一つで、診断の補助や抗炎症治療への反応をみるために用います。気道の狭さを直接測る検査ではありません。
FeNOは、アレルギー性鼻炎やアレルゲンへの曝露、吸入ステロイド薬の使用などの影響を受けます。高値だけで喘息とは診断できず、低値でも喘息を除外できません。症状、呼吸機能、薬の使用状況などと合わせて解釈します。

アレルギー検査
血液検査などでダニ、動物、花粉などへの感作を調べ、症状の悪化に関わる要因を検討します。感作とは、その物質に反応する免疫の仕組みができていることです。検査が陽性でも、実際の症状との関係があるとは限らないため、接触する状況や症状の経過を確認して環境対策に結びつけます。
胸部レントゲン検査と酸素飽和度
胸部レントゲン検査は、肺炎、気道異物、ほかの呼吸器疾患や合併症が疑われる場合に検討します。喘息の診断のために全員へ行うものではありません。レントゲン検査は、ぽっけキッズクリニックで実施しています。
酸素飽和度(SpO2)は、血液に酸素がどの程度取り込まれているかをみる指標で、主に急性増悪時の評価に用います。気道炎症や気道の狭さそのものを示す数値ではなく、呼吸状態や全身状態と合わせて判断します。
呼吸機能検査とFeNO検査はあっぷりけ、胸部レントゲン検査はぽっけで行います。ご相談は両院でお受けし、診察で必要性を判断したうえで連携します。
治療の目標と気管支喘息のコントロール
治療では、現在の症状がどの程度抑えられているかと、将来どのような問題が起こり得るかを分けて評価します。日常の症状が少なくても、強い発作を起こすリスクが低いとは限りません。
現在の症状と生活への影響
- 日中の咳・喘鳴・息苦しさがないか
- 夜間の症状で睡眠が妨げられていないか
- 遊び、体育、通園・通学が制限されていないか
- 発作治療薬がどの程度必要か
将来のリスク
過去の強い発作や入院、呼吸機能の低下、吸入手技の問題、治療の中断、たばこなどへの曝露、併存するアレルギー性鼻炎などを確認します。薬の副作用のリスクも含めて、治療を調整します。
目標は、症状や活動制限のない状態を維持し、強い急性増悪を防ぐこと、呼吸機能をできるだけ良好に保つこと、治療の負担や副作用を最小限にすることです。通院時には、その日の診察所見だけでなく、前回受診からの経過を共有してください。
長期管理の基本は抗炎症治療です
長期管理薬は、気道の炎症を継続的に抑える治療を中心に、症状と急性増悪を予防するために用います。発作が起きてから対処するだけでは、背景にある炎症の管理は十分になりません。
吸入ステロイド薬を中心とした治療
吸入ステロイド薬(ICS)は、炎症のある気道へ薬を届ける、長期管理の中心となる薬です。気道炎症を抑え、症状や増悪を減らし、呼吸機能や気道過敏性を改善します。症状が消えた後も、処方された治療を継続することが、安定した状態の維持につながります。
必要な治療は、年齢、重症度、過去の増悪、吸入の実施状況などによって異なります。乳幼児でも、必要な場合には補助具やネブライザーを用いて吸入治療を行います。「小さいから吸入はできない」「年齢が同じなら薬も同じ」とは考えず、そのお子さんに適した薬と方法を選びます。

ほかの長期管理薬の役割
ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)は、気道の炎症や収縮に関わるロイコトリエンの働きを抑える内服薬です。年齢や病態に応じて選択したり、吸入ステロイド薬に追加したりします。吸入ステロイド薬と常に同じ効果が得られる薬ではなく、治療反応を確認しながら使います。すでに起きている発作を速やかに止める薬ではありません。
吸入ステロイド薬だけで十分なコントロールが得られない場合には、量の調整や、長時間作用性吸入β2刺激薬との配合剤などを検討します。長時間作用性吸入β2刺激薬は、気管支喘息の長期管理で単独では使用しません。
適切な吸入方法と治療継続を確認し、悪化因子や合併症にも対応してなお重症の状態が続く場合は、専門医療機関と連携して病態を詳しく評価します。年齢や炎症の特徴、適応に応じて、生物学的製剤などの治療を検討することがあります。
治療の増減は経過を確認して判断します
症状が残るときには、薬を増やす前に、診断が適切か、薬が十分に吸入できているか、指示どおり続けられているか、環境や合併症が影響していないかを見直します。
良好なコントロールが十分な期間保たれた場合は、季節や過去の発作なども考慮し、必要最小限の治療へ段階的に減らすことを検討します。自己判断で中止・増量せず、変更後も症状と必要な検査を確認します。薬を減らすこと自体を目標にせず、安全に良好な状態を維持できる治療を探します。
吸入療法の実施と安全性
吸入手技と治療継続を確認する理由
吸入薬は、処方されているだけでは十分な効果が得られません。薬が気道まで届く吸入手技と、必要な治療を続けられることが重要です。噴霧式吸入器、粉末吸入器、ネブライザーでは、適した呼吸方法が異なります。
年齢や発達、吸う力に応じて器具を選び、必要に応じてスペーサーやマスクを使います。マスクの隙間、吸入のタイミング、吸う速さなどを実際の器具で確認し、慣れた後も定期的に見直します。
吸入を嫌がる、忙しい時間帯に続けにくい、薬への不安があるなどの事情も治療に影響します。ご本人やご家族の努力だけに任せず、生活に合う方法を相談します。受診時には、使用中の吸入器や補助具、薬の情報をお持ちください。

副作用と成長への配慮
吸入ステロイド薬は、必要な薬を気道に直接届けることで、経口ステロイド薬に比べて全身への影響を抑えられます。ただし、副作用がないわけではありません。声がれや口腔内のカンジダ症を防ぐため、吸入後はうがいを行い、マスク使用時には顔に付いた薬を拭き取ります。うがいが難しい年齢では口のケアの方法を相談してください。
小児では、特に治療開始後の成長速度への影響がみられることがあり、薬の種類や量によっても異なります。一方、コントロール不良の気管支喘息も成長や生活に影響します。治療の利益と副作用の双方を評価し、身長の推移を確認しながら、効果を維持できる最小限の量を用います。
吸入薬以外にも、それぞれの薬に注意すべき副作用があります。例えばモンテルカストでは、睡眠や気分・行動の変化などが報告されています。薬を始めてから気になる変化があれば、次の定期受診を待たずにご相談ください。
急性増悪と発作時の対応
咳、喘鳴、呼吸困難が普段より強くなり、治療の追加が必要になる状態を急性増悪と呼びます。一般にいう気管支喘息の発作に相当します。感染症などをきっかけに起こり、短時間で悪化することもあります。
発作治療薬には、狭くなった気管支を速やかに広げる短時間作用性吸入β2刺激薬などを用います。重症度に応じて、医療機関では酸素投与や全身性ステロイド薬などを追加します。気管支拡張薬で苦しさが改善しても、背景の炎症への対応や、その後の長期管理の見直しが必要です。
家庭では個別の対応プランに従います
運動や遊びを中止し、上体を起こすなど呼吸しやすい姿勢で安静にします。発作時の薬が処方されている場合は、あらかじめ指示された方法・量・間隔で使用してください。苦しいときに無理に水分や内服薬を飲ませないでください。
貼付型の気管支拡張薬は効果が出るまでに時間がかかるため、急な強い発作への救急対応の代わりにはなりません。発作治療薬を繰り返しても改善しない、効果が短い、悪化している場合は、薬だけでしのごうとせず受診します。
直ちに119番へ連絡する症状
重い症状があるときは、通常の予約や診療開始を待たず、薬の効果を確認するために救急要請を遅らせないでください。
- 唇や顔が青紫色になる
- 呼びかけへの反応が鈍い、意識がはっきりしない
- 呼吸困難が強く、ほとんど話せない、歩けない
- 呼吸が苦しくて水分が取れない、乳児がほとんど飲めない
- 呼吸が弱くなる、著しく疲れ切っている、息が止まりそうになる
速やかな受診が必要な状態
- 息を吸うたびに、のど元やろっ骨の間が明らかにへこむ
- 苦しくて横になれない、眠れない
- 呼吸が苦しく、飲食や哺乳の量が普段より明らかに少ない
- 指示された発作時の薬で十分改善しない、短時間で症状が戻る
- 呼吸困難があるのに、発作治療薬が手元にない
発作後の診察も重要です
救急受診後は、症状が落ち着いても、指示された時期に早めに再診してください。発作が治まった後は、誘因、薬の使用状況、吸入手技、普段のコントロールを確認し、再発予防のために治療を見直します。使用した薬、使用時刻、効果が続いた時間、救急で受けた治療を記録しておくと役立ちます。
悪化因子への対策
薬物療法と並行して、症状を悪化させる因子に対応します。対策は一律ではなく、感作の有無、実際の曝露、症状との関係、家庭での負担を考慮して選びます。
ダニなどの吸入アレルゲン
ダニへのアレルギーが関与する場合は、寝具と寝室を中心に、カバー類の洗濯、寝具の乾燥と掃除機がけ、室内の清掃、必要に応じた防ダニカバーの使用などを組み合わせます。天日干しだけですべてのアレルゲンを除去できるわけではありません。
ペットとの接触やカビのある環境で症状が出る場合も、検査と経過から関連を評価し、接触の減らし方、寝室の環境、結露や湿気への対策などを相談します。すべてを一度に取り除こうとするより、関係の強い因子から実行可能な対策を続けることが大切です。

たばこや刺激物、併存する病気
受動喫煙は気管支喘息を悪化させます。家や車内を禁煙にし、ご家族の禁煙にも取り組みましょう。電子たばこなどのエアロゾルや、線香・花火の煙、強い香りなど、症状を誘発する刺激も避けます。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、肥満などが、喘息の症状や治療に影響することがあります。気道全体と生活環境を含めて評価し、必要な対策を併せて行います。喘息の発症や悪化には複数の要因が関わり、掃除の不足だけが原因ではありません。
運動誘発症状と学校生活
運動誘発性気管支収縮
運動中や運動後に一時的な気管支の収縮が起こり、咳、喘鳴、呼吸困難などが生じることを、運動誘発性気管支収縮(EIB)といいます。気管支喘息に伴う運動誘発症状は「運動誘発喘息」とも呼ばれますが、EIBは喘息と診断されていない人にもみられます。また、運動時の息苦しさがすべて気管支の収縮によるとは限らず、体力の低下や喉頭の閉塞などとの区別が必要な場合もあります。
運動時には換気量が増え、気道の水分や熱が失われることが症状の誘因になります。特に冷たく乾燥した環境で起こりやすく、日頃の喘息コントロールが不十分な場合にも目立ちます。

運動を続けられる状態を目指します
適切な運動は心肺機能、体力、心身の健康に役立ちます。喘息を理由に一律に運動を制限するのではなく、抗炎症治療を含めてコントロールを整え、安全に参加できることを目指します。運動そのものを気道炎症の治療の代わりにすることはできません。
運動前のウォーミングアップ、冷気や乾燥への対策を行い、必要な場合は医師が指定した薬を運動前に使用します。運動のたびに症状が出るときは、予防薬の追加だけでなく、日常の治療や診断を見直します。水泳など特定の種目に限定せず、体調と環境に合わせて本人が続けやすい運動を選びます。
症状が出たら運動を中止し、個別の対応プランに従って発作治療薬を使用します。改善しない場合や症状が強い場合は受診し、危険なサインがあれば119番へ連絡します。時間が経過したことだけを根拠に運動を再開せず、症状の回復と事前の指示に基づいて判断してください。

園・学校との情報共有
担任や養護教諭、運動の指導者には、症状の特徴、運動前後の対応、発作治療薬の使用方法と保管場所、緊急連絡先を共有します。必要に応じて学校生活管理指導表などを活用し、体育や宿泊行事に参加するための準備を進めます。
成長に応じて、お子さん自身も薬の目的や吸入方法、悪化のサインを理解できるよう支援します。本人だけに管理を任せず、ご家族と医療者が継続して確認することが大切です。
よくあるご質問
症状がなくなれば、気管支喘息は治ったと考えてよいのでしょうか
治療によって症状が抑えられている状態と、薬を使わなくても長期間症状がない「治療なしの寛解」の状態は区別して考えます。成長とともに寛解するお子さんもいますが、症状がなくても気道過敏性や呼吸機能の問題が残ることがあり、後に再燃する場合もあります。症状が消えたことだけで治療を中断せず、経過をみて減量や中止を判断します。
吸入ステロイド薬を早く始めると、将来の気管支喘息を治せますか
適応のあるお子さんに必要な治療を早期に始めることは、症状の改善や強い増悪の予防に重要です。一方、小児期の治療によって寛解しやすくなったり、治療終了後の再燃が減ったりすることは、現時点では証明されていません。現在から長期にわたり症状とリスクを適切に管理することと、将来の治癒を保証することは分けて考える必要があります。
呼気NO検査や呼吸機能検査は毎回必要ですか
検査は、診断の確認、コントロールや治療効果の評価、薬の調整などの目的に合わせて選びます。すべてを毎回行うものではありません。検査の呼吸動作が難しい乳幼児では、症状の経過、診察、治療反応を中心に評価し、成長に応じて検査を取り入れます。
かぜをひいたら、長期管理薬を増やす必要がありますか
かぜは増悪のきっかけになりますが、すべてのお子さんに同じ追加治療が必要なわけではありません。普段の薬を自己判断で中止・増量せず、事前に確認した個別の対応プランに従ってください。発作治療薬が繰り返し必要な場合や、呼吸・睡眠・飲食への影響がある場合は、早めに診察を受けてください。
継続診療と受診の準備
症状、夜間の覚醒、運動や学校生活への影響、発作治療薬の使用回数を、喘息日誌やメモに記録してください。ピークフロー測定は、年齢や病状に応じて必要な場合に取り入れます。測定値だけで判断せず、症状や普段の値と合わせて評価します。
普段の治療と、悪化したときの薬・受診の目安を明記したアクションプラン(個別対応プラン)を医師と確認しておきましょう。受診時には薬の情報、吸入器や補助具、これまでの発作や救急受診の記録をお持ちください。
気管支喘息の相談は、ぽっけキッズクリニック・あっぷりけキッズクリニックのどちらでもお受けしています。症状のあるときの対応と、症状のない時期の評価をつなぎ、お子さんの成長に合わせて治療を見直します。
診療時間外に受診を迷う場合
神奈川県の「かながわ小児救急ダイヤル #8000」は、平日(祝日を除く)18時~翌朝8時、土曜・日曜・祝日は8時~翌朝8時に、小児の症状への対処や受診について相談できます。
救急車を呼ぶか迷う場合や、受診できる医療機関を知りたい場合は、「かながわ救急相談センター #7119」が24時間365日対応しています。緊急症状があるときは、相談窓口を経由せず119番へ連絡してください。
このページは小児の喘息についての一般的な説明です。薬剤の選択・用量・使用間隔、検査、受診の目安は、お子さんの病状に応じた診察時の指示をご確認ください。




















