子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)について
2021.03.28更新
スウェーデンから以下のように報告がありました。
・ワクチンを接種した女性の子宮頸がんの罹患率が63%減少した。
・17歳未満(日本の定期接種年齢)でワクチン接種を受けた女性の子宮頸がんの罹患率が88%減少した。
(NEnglJMed2020;383:1340-8)
HPVワクチンの定期接種の対象者は小学校6年〜高校1年相当の女の子です。
今もHPVワクチンは定期接種ですが、国の積極的接種の勧奨が控えられてからHPVワクチンの接種率は低下し、多くの子ども達の接種機会が今も失われ続けています。
この間も海外ではHPVワクチンの接種が継続され、その効果が証明されています。
スウェーデンの報告でも示されたように、HPVワクチンはセクシャルデビューする前の年齢で接種することで十分な効果が期待されます。
是非定期接種の期間内に接種を検討してください。不安や疑問な点は、当院までご相談ください。
厚生労働省の子宮頸がんとHPVワクチンのサイト
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