花粉症と新型コロナウイルス
2021.01.31更新
花粉症の患者さんが徐々に増えてきました。
今年は昨年に比べると花粉の飛散量が多いことが予想されています。
特に今シーズンは新型コロナウイルスを意識した花粉症対策が重要になります。
・鼻汁や、倦怠感が持続する際に、花粉症と新型コロナウイルス等のウイルス感染症との判断が難しい場合があります。
・口や鼻の粘膜と同様に、目も新型コロナウイルスの感染経路になり得ます。花粉症の症状で目をこする、鼻をかむためにマスクを外す、顔を触ることも感染リスクになります。
・くしゃみをすることで周囲にウイルスを飛散させる可能性があります。
今シーズンは、マスクや花粉症対策メガネを利用する、抗アレルギー薬を適切に利用するなど、より徹底した花粉症対策が必要です。
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当院の花粉症対応
最近は小児の花粉症患者さんも増えてきました。ただ、小児の場合は特に感染症との鑑別が難しくなります。花粉症の場合、透明な鼻水で、鼻や目の痒みが強いのが特徴的です。目の周りを擦りすぎて赤くなっている子をよく見かけます。発熱を伴う場合は、まずは感染症を考慮してください。
最近は小児でも眠気が少なくて、有効な抗アレルギー薬が増えてきました。抗アレルギー薬で改善が不十分な場合は、点眼薬や点鼻薬の処方も可能ですからご相談ください。
当院では、発熱など感染症状がない患者さんだけを診療する時間を設けています。院内感染などご不安な場合は「非感染症外来」をご利用ください(初診の方は時間などご案内しますので当院までお問い合わせください)。また、スマートフォンを用いた「オンライン診療」、「電話受診」も可能です。オンライン診療では処方箋をご自宅近くの薬局に転送、お薬をご自宅に郵送も可能です。
アレルゲン免疫療法
当院では、スギ花粉症およびダニアレルギーに伴う通年生アレルギー性鼻炎のアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)を行なっています。アレルゲン免疫療法とは、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、根本的な体質改善が期待できる治療法です。
https://www.pokkekids.com/sublingual_immunotherapy/
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