赤ちゃんの室内での転落事故は、特に生後数か月から歩き始めるまでの時期に多く見られる事故の一つです。これを防ぐためには、家庭環境を安全に整えることが重要です。以下に、対応方法と具体的な原因を挙げます。
万が一転落してしまった場合の対応
1. 赤ちゃんの様子を確認(打撲から症状が現れるまで時間がかかる場合があります。24時間は様子を観察してください)
• 泣いているか、意識があるかを確認。
• 異常な泣き方や、吐き気、ぐったりしている場合は注意が必要。
2. すぐに医療機関を受診する
• 頭を打った場合、たとえ外見に異常がなくても、頭蓋内出血や脳震盪の可能性があります。
打撲後、ぐったりしている、吐きくり返すなどの症状がある場合には速やかに医療機関を受診してください。受診先がわからない場合は、救急ダイアル(横浜市の場合 #7119)などで相談してください。
よくある転落事故の原因
1. ベッドやソファからの転落(授乳やおむつ替えの際に一時的に寝かせた場所から転落することが多い)
2. おむつ替え台や高い場所での転落(おむつ替え台やテーブルなどの高い場所で手を離した瞬間に起こる)
3. 階段からの転落(ハイハイや歩き始めた赤ちゃんが階段を登ったり降りたりしようとして起こる)
4. 窓やベランダからの転落(窓際の家具によじ登ったり、ベランダの柵を乗り越えることで起こる)
5. チェアやバウンサーからの転落(動きが活発になり、自分で体を動かして転げ落ちることがある)
まとめ
赤ちゃんは予測できない動きをするため、「少しの間なら大丈夫」という油断が事故に繋がることがあります。日常生活の中で常に安全を意識し、危険な場所や状況をあらかじめ排除することが最も効果的な防止策です。