早産児のフォローアップはしてもらえますか?
はい、可能です。
ぽっけ・あっぷりけキッズクリニックでは、各々感染症など一般の患者さんと診療時間を区別して早産児のフォローアップ、乳幼児健診、予防接種などを行なっています。適応のある乳児にはRSウイルスの予防(シナジス接種)も行なっています。
ご希望の方はお電話にてお気軽にご相談ください。
赤やんの授乳量や授乳頻度はどのように決めればいいですか?
生後3か月頃までは1から3時間おき、3か月以降は4時間おきくらいが目安です。ただ、個人差も大きいですから月齢を問わず「赤ちゃんが欲しがるときに、欲しがるだけ」が基本です。月齢が進むと徐々に授乳時間が開くはずです。
母乳は左右5〜10分くらいずつ。ミルクは容器に記載された量が目安になりますが、体重がしっかり増えていればあまりこの量を気にしなくても大丈夫です。
哺乳量に満足していれば哺乳後はすやすやお昼寝をする子が多いです。以下に列記するのは哺乳不足のサインです。思い当たる点がありましたらご相談ください。
哺乳不足のサインについて
・いつまでもおっぱいを離そうとしない。
・哺乳後もぐずってなかなかお昼寝をしない。
・月齢が進むにつれてむしろ授乳間隔が短くなってきた。
・体重があまり増えない。
思い当たる点がありましたらご相談ください。
授乳中の母親が食事に気を付けるべき食品はありますか?
まず避けてもらいたいのはアルコールやカフェイン(お母さんの気分転換に少量なら大丈夫です)。特に授乳前の摂取は控えてください。
食べすぎない方が良いのは脂質や糖質が極端に多い食品。インスタント食品や揚げ物、ケーキ、チョコレートなどです。またスパイスは母乳の風味や香りが変化するという説があります。
以前は母親が食べたものが赤ちゃんのアレルギーを発症させる可能性があると考えられていました。しかし今ではこれは誤っていることが証明されています。お母さんがバランスよく食事をすることは赤ちゃんにとってもとても大切です。
授乳中の母親が薬を服用してもよいですか?
多くの薬品は母乳に移行します。医師から処方を受ける際は必ず授乳中であることをお知らせください。薬局で購入するお薬に関しても薬剤師に相談して服用を決めてください。
もちろん服用しても授乳に差し支えないお薬もありますから、体調が悪い時は医師に相談してください。
新生児のおむつ替えの頻度や方法はどのようにすればよいですか?
新生児はおしっこを1日に15から20回くらい、うんちを数回から10回くらいします(母乳栄養の赤ちゃんの方がミルク栄養の赤ちゃんよりうんちの回数が多い傾向があります)。オムツはだいたい2〜3時間おきにかえてあげると良いと思います。月齢が進むと排尿や排便の回数が減ってゆきますから、おむつ換えの回数も減ります。
新生児の睡眠パターンや睡眠環境についてどのようなことに注意すればよいですか?
新生児は1〜2時間間隔で寝たり起きたりを繰り返します。乳児期早期には4時間間隔くらいで睡眠・覚醒を繰り返すようになり、1歳頃には8〜9時間くらい連続で眠るようになります。
うつ伏せ寝は赤ちゃんの突然死(SIDS)の危険があります。やわらかいベットやお布団も赤ちゃんの窒息の原因になりますから、あまり添い寝はせずにお母さんやお父さんと同室の赤ちゃん用のベットやお布団で寝かせるようにしてください。
乳幼児の発育や発達に適切な身体的活動は何ですか?
「乳幼児の生活はすべてが運動」といっても過言ではありません。基本的な体の動きや使い方を覚える大切な時期です。特別な運動や練習をする必要はありませんが、少しでも多く赤ちゃんや子供たちと触れ合う時間、遊ぶ時間を作ってあげてください。
幼児期になると徐々に運動能力も高まります。多様な動きが経験できるように様々な外遊びを体験させてあげてください。ただトレーニングではありませんから「楽しく遊ぶ」が基本です。
乳児や幼児の発熱の対処方法は何ですか?
子ども達はまだ免疫が未熟なために大人に比べてよく熱を出します。このような場合、こまめに水分補給を心がけて、適度に安静にすることが大切です。
発熱時の対処は「早く風邪を治す」ためではなく「発熱の期間を子ども達が少しでもリラックスして過ごせるように」するためのものだと思います。熱が急に上がってきた時は体や手足がガタガタ震えたり、顔色が悪かったり、手足が冷たかったりします。このような時は体や手足を温めてあげたり、お布団あどで調節してあげてください。逆に顔が赤くなりほんのり汗をかいているような時は、体が熱を逃がそうとしているタイミングです。このような時は冷たいものを飲ませてあげたり、氷枕など使ってあげるのも良いです。脇や首、足の付け根を冷やしてあげるのも効果的です。
解熱剤の使用に関しては、熱が高いからといってむやみに使う必要はありません。熱が高くて食事が取れない、ぐずって寝付くことができないなど、日常生活で子どもが困っている時が使いごろです。
入浴は子どもの体調を見て決めます。仮に熱があってもある程度食事や水分がとれて元気があるなら入浴させてあげてください。風邪をひいている時でも体を清潔にすることは大切ですし、蒸気で痰が排出でき鼻の通りも良くなりますから入浴させてあげたほうがよく体を休めることも期待できます。
発熱したら直ちに受診をする必要はありませんが、以下のような症状がある場合は速やかに受診してください。
・新生児期や乳児期早期(生後3か月以下)の高熱
・熱が3日以上下がらない
・咳や嘔吐を繰り返して、食事がとれない、寝ることができない
・極端に水分や食事の量が低下している。
・けいれんを起こした。
予防接種のスケジュールや必要性について教えてください。
子どもがかかる病気は風邪のように軽いものばかりではありません。一部は重篤な後遺症を残したり、時に命を落す場合もあります。ワクチンが開発されている病気はそのような重篤な症状を呈するものばかりです。ワクチンで予防可能な病気は積極的にワクチンで防ぎましょう。
https://www.pokkekids.com/vaccination/
ぽっけ・あっぷりけの予防接種の説明ページになります。参考にしてください。