よくある質問

2024.12.03更新

小児の解熱剤は病院で処方する場合、アセトアミノフェンかイブプロフェンが主成分のものが処方されているかと思います。剤形はシロップ、粉、坐薬と様々ですが効果はどれも一緒です。
「38.5度以上で、6時間以上空けて、1日2回まで」などと処方の際に医師か薬剤師から説明があると思います。使用法が不明の場合は改めて処方した医師か薬剤師にご相談ください。
ただし、解熱剤の効果は一時的に熱を下げるだけのもので病気を治したり、重症化を予防する効果はありません。解熱剤を使用して2時間程度で効果が切れますから、その後、熱は使用前に戻ります。
ですから「熱が高いから」といって解熱剤を使用してもその効果は限定的であまり意味をなしません。解熱剤を使用する目安として、高熱で食事が摂れない、睡眠ができないなど、使用目的が明確な場合に使用することをお勧めします。仮に解熱剤自体に病気を治す効果がなくても、解熱剤を使用することでお子様が食事や睡眠を十分にとれたなら、それは療養中の体力を維持する上で非常に有効な使途だと思います。
市販薬の場合も考え方は同様です。上記の考え方を参考に、市販薬に添付されている説明書に従って使用してください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2024.12.01更新

赤ちゃんのオムツかぶれは、赤ちゃんの皮膚がオムツの中で湿気や摩擦、刺激物(尿や便)にさらされることで炎症を起こす一般的な皮膚トラブルです。放置するとカンジタ(真菌)や細菌によって二次感染をきたして悪化する場合があります。

オムツかぶれの予防と対策
・頻繁なオムツ交換 肌を清潔で乾燥した状態に保つために、こまめにオムツを替えましょう。
・優しい洗浄 下痢などで汚れがひどい場合は、オムツ交換のたびにぬるま湯でやさしく肌を洗い、柔らかいタオルで軽く押さえるように乾かします。
・保護クリームの使用 お尻を綺麗にするたびに軟膏なで皮膚を保護します。病院では亜鉛華軟膏やアズノール軟膏などが処方されることが多いですが、ワセリンや市販の保湿剤でも結構です。
・通気性の良いオムツ 布オムツよりは市販の紙オムツの方が通気性がよく蒸れにくいのでおむつかぶれ予防になります。

注意が必要な症状
・上記のような対策をしてもオムツかぶれが改善しない、湿疹が悪化してジクジクしている
・赤ちゃんが発熱している

このような症状がある場合には小児科に相談してください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック