小児の難聴について
2021.05.03更新
聞こえや言葉の発達で気になることはありませんか?
1.子どもの聞こえと発達
聞こえは、言葉を覚えたり、周囲の人とやり取りしたりするために大切です。難聴は生まれつきの場合だけでなく、成長の途中で現れることもあります。中耳炎などが原因で、一時的に聞こえにくくなることもあります。
音に反応しているように見えても、小さな音や会話の一部を聞き取りにくい場合があります。早めに気づき、状態に合った検査や支援につなげることが大切です。
2.このようなときはご相談ください
・呼びかけや音への反応が気になる
・聞き返しが多い、テレビの音を大きくする
・言葉がなかなか増えない、発音が気になる
・園や学校で、聞こえについて指摘された
・中耳炎やおたふくかぜの後から、聞こえ方が変わった
・新生児聴覚スクリーニングを受けていない
言葉の発達には個人差があり、言葉の遅れがすべて難聴によるものではありません。聞こえも含めて確認することが大切です。
3.新生児の検査で「パス」でも
新生児聴覚スクリーニングでパスだった場合も、その後に難聴が現れたり、当時の検査では見つからなかった聞こえにくさが分かったりすることがあります。気になる様子があれば、以前の結果だけで判断せずにご相談ください。
要再検査と言われている場合は、案内された再検査や精密検査を受けましょう。
4.OAE検査とは
あっぷりけキッズクリニックでは、OAE(耳音響放射)検査を行っています。耳の穴に小さなイヤホン状の器具を装着し、内耳の「蝸牛(かぎゅう)」が音に反応して生じる微弱な音を測定します。蝸牛の働きを客観的に調べ、詳しい検査が必要かどうかを判断するスクリーニング検査です。
通常、痛みはなく、「音が聞こえたら合図する」といった応答も不要なため、赤ちゃんや言葉で答えることが難しいお子さんにも実施できます。比較的短時間で行えますが、泣き声や体の動き、周囲の音などによって測定しにくいことがあり、静かな状態で検査を受けることが大切です。
5.結果は、診察や普段の様子と合わせて判断します
OAEで要再検査となっても、それだけで難聴と診断されるわけではありません。耳あかや中耳にたまった液体などが結果に影響する場合もあります。
一方、パスでもすべての難聴を否定できるわけではありません。OAEだけでは評価できない聞こえの問題もあるため、診察や日常の様子も踏まえ、必要に応じて再検査や耳鼻咽喉科での詳しい検査をご案内します。
6.受診のご案内
お子さんの聞こえや言葉の発達が気になる場合は、まず、ぽっけキッズクリニック・あっぷりけキッズクリニックの一般外来でご相談ください。診察で検査の必要性を判断し、OAE検査はあっぷりけキッズクリニックで実施します。
急に聞こえが悪くなった場合は、健診やOAE検査を待たず、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
耳の検査のご案内は、乳幼児健診ページもご覧ください。
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