よくある質問

2024.07.31更新

早産児のフォローアップはしてもらえますか?
はい、可能です。

ぽっけ・あっぷりけキッズクリニックでは、各々感染症など一般の患者さんと診療時間を区別して早産児のフォローアップ、乳幼児健診、予防接種などを行なっています。適応のある乳児にはRSウイルスの予防(シナジス接種)も行なっています。

ご希望の方はお電話にてお気軽にご相談ください。

 

赤やんの授乳量や授乳頻度はどのように決めればいいですか?
生後3か月頃までは1から3時間おき、3か月以降は4時間おきくらいが目安です。ただ、個人差も大きいですから月齢を問わず「赤ちゃんが欲しがるときに、欲しがるだけ」が基本です。月齢が進むと徐々に授乳時間が開くはずです。
母乳は左右5〜10分くらいずつ。ミルクは容器に記載された量が目安になりますが、体重がしっかり増えていればあまりこの量を気にしなくても大丈夫です。
哺乳量に満足していれば哺乳後はすやすやお昼寝をする子が多いです。以下に列記するのは哺乳不足のサインです。思い当たる点がありましたらご相談ください。

哺乳不足のサインについて
・いつまでもおっぱいを離そうとしない。
・哺乳後もぐずってなかなかお昼寝をしない。
・月齢が進むにつれてむしろ授乳間隔が短くなってきた。
・体重があまり増えない。

思い当たる点がありましたらご相談ください。

 

授乳中の母親が食事に気を付けるべき食品はありますか?
まず避けてもらいたいのはアルコールやカフェイン(お母さんの気分転換に少量なら大丈夫です)。特に授乳前の摂取は控えてください。
食べすぎない方が良いのは脂質や糖質が極端に多い食品。インスタント食品や揚げ物、ケーキ、チョコレートなどです。またスパイスは母乳の風味や香りが変化するという説があります。
以前は母親が食べたものが赤ちゃんのアレルギーを発症させる可能性があると考えられていました。しかし今ではこれは誤っていることが証明されています。お母さんがバランスよく食事をすることは赤ちゃんにとってもとても大切です。

 

授乳中の母親が薬を服用してもよいですか?
多くの薬品は母乳に移行します。医師から処方を受ける際は必ず授乳中であることをお知らせください。薬局で購入するお薬に関しても薬剤師に相談して服用を決めてください。
もちろん服用しても授乳に差し支えないお薬もありますから、体調が悪い時は医師に相談してください。

 

新生児のおむつ替えの頻度や方法はどのようにすればよいですか?
新生児はおしっこを1日に15から20回くらい、うんちを数回から10回くらいします(母乳栄養の赤ちゃんの方がミルク栄養の赤ちゃんよりうんちの回数が多い傾向があります)。オムツはだいたい2〜3時間おきにかえてあげると良いと思います。月齢が進むと排尿や排便の回数が減ってゆきますから、おむつ換えの回数も減ります。

 

新生児の睡眠パターンや睡眠環境についてどのようなことに注意すればよいですか?
新生児は1〜2時間間隔で寝たり起きたりを繰り返します。乳児期早期には4時間間隔くらいで睡眠・覚醒を繰り返すようになり、1歳頃には8〜9時間くらい連続で眠るようになります。
うつ伏せ寝は赤ちゃんの突然死(SIDS)の危険があります。やわらかいベットやお布団も赤ちゃんの窒息の原因になりますから、あまり添い寝はせずにお母さんやお父さんと同室の赤ちゃん用のベットやお布団で寝かせるようにしてください。

 

乳幼児の発育や発達に適切な身体的活動は何ですか?
「乳幼児の生活はすべてが運動」といっても過言ではありません。基本的な体の動きや使い方を覚える大切な時期です。特別な運動や練習をする必要はありませんが、少しでも多く赤ちゃんや子供たちと触れ合う時間、遊ぶ時間を作ってあげてください。
幼児期になると徐々に運動能力も高まります。多様な動きが経験できるように様々な外遊びを体験させてあげてください。ただトレーニングではありませんから「楽しく遊ぶ」が基本です。

 

乳児や幼児の発熱の対処方法は何ですか?
子ども達はまだ免疫が未熟なために大人に比べてよく熱を出します。このような場合、こまめに水分補給を心がけて、適度に安静にすることが大切です。
発熱時の対処は「早く風邪を治す」ためではなく「発熱の期間を子ども達が少しでもリラックスして過ごせるように」するためのものだと思います。熱が急に上がってきた時は体や手足がガタガタ震えたり、顔色が悪かったり、手足が冷たかったりします。このような時は体や手足を温めてあげたり、お布団あどで調節してあげてください。逆に顔が赤くなりほんのり汗をかいているような時は、体が熱を逃がそうとしているタイミングです。このような時は冷たいものを飲ませてあげたり、氷枕など使ってあげるのも良いです。脇や首、足の付け根を冷やしてあげるのも効果的です。
解熱剤の使用に関しては、熱が高いからといってむやみに使う必要はありません。熱が高くて食事が取れない、ぐずって寝付くことができないなど、日常生活で子どもが困っている時が使いごろです。
入浴は子どもの体調を見て決めます。仮に熱があってもある程度食事や水分がとれて元気があるなら入浴させてあげてください。風邪をひいている時でも体を清潔にすることは大切ですし、蒸気で痰が排出でき鼻の通りも良くなりますから入浴させてあげたほうがよく体を休めることも期待できます。

発熱したら直ちに受診をする必要はありませんが、以下のような症状がある場合は速やかに受診してください。
・新生児期や乳児期早期(生後3か月以下)の高熱
・熱が3日以上下がらない
・咳や嘔吐を繰り返して、食事がとれない、寝ることができない
・極端に水分や食事の量が低下している。
・けいれんを起こした。

 

予防接種のスケジュールや必要性について教えてください。
子どもがかかる病気は風邪のように軽いものばかりではありません。一部は重篤な後遺症を残したり、時に命を落す場合もあります。ワクチンが開発されている病気はそのような重篤な症状を呈するものばかりです。ワクチンで予防可能な病気は積極的にワクチンで防ぎましょう。
https://www.pokkekids.com/vaccination/
ぽっけ・あっぷりけの予防接種の説明ページになります。参考にしてください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2021.05.03更新

あっぷりけキッズクリニックでは赤ちゃんから大人まで行うことができる難聴スクリーニング検査機器『OAEヒアリングスクリーナー』(Welch Allyn社製)を導入しています。

子供の難聴は
新生児の1000人に1~2人に、生まれつき難聴があるといわれています。子供たちはあたかも聞こえているかのように行動する傾向があり、気づかれない難聴が、言語や心の発達に影響を及ぼします。
また、先天的に異常がなくても、中耳炎やおたふくかぜの罹患後などに難聴が生じる場合もあります。おたふくかぜ後の難聴は、1000人に1人くらいに発生すると考えられます。

難聴は早期発見・早期治療介入が大切です
検査は片耳あたり数十秒ほどで終了します。お母さんに抱っこされた状態など眠っていなくても検査できます。
OAE検査では「後迷路性難聴」という一部の難聴を見つけることができません。また、泣いてしまったり過度な耳垢があると検査ができません。当院の検査で聴力障害が疑われた場合、当院の検査では聴力障害が否定できない場合はABR検査という別の検査ができる耳鼻科の専門病院と連携します。

どのような子が検査を受けるべき?
* 新生児期に聴力検査を実施していない場合
* 多くの子供たちが話し始める1歳6か月、言葉を習得する時期である3歳頃、小学校入学前など
* おたふくかぜや中耳炎の罹患後
* 聞こえや言葉の発達に不安を感じた時

検査は感染症の診療とは分けて健診や非感染症外来の時間に実施します。子供たちに負担がかかる検査ではありませんから、ちょっとしたきっかけがある際にお気軽にご相談ください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2020.05.30更新

1.小学校入学前に接種すべきワクチン

 母子手帳にてお子さまの接種歴を確認してみてください。不足しているかな?と感じた場合はお気軽にご相談ください。

 小学校入学前に接種すべきワクチン

 

 麻疹風疹ワクチン(MR)、おたふくかぜワクチン、水痘ワクチンは1回では不十分です。2回接種することでほとんどの人がこれらの病気にかからなくなり、かかったとしても軽い症状で済むことができます。

 四種混合ワクチンで予防することができるジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオですが、小学校入学頃になると徐々にその抗体が低下してきていることが解ってきました。実際、5歳頃から急激に百日咳患者が増え、患者の多くが小学生〜中学生です(図1)。これを予防するために小学校入学前に三種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳)と不活化ポリオワクチンの接種をお勧めしています(任意接種)。また11〜12歳で接種する二種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風)(定期接種)を三種混合ワクチンに変更することもできます(任意接種となります)。

百日咳の年齢分布

 

2.小学校以降で接種するワクチン

・日本脳炎ワクチン(9〜12歳)(定期接種)

・二種混合ワクチン(11〜12歳)(定期接種)三種混合ワクチンに変更可能(任意接種)

・HPVワクチン(小6〜高1相当女子)(定期接種)現在は接種の積極的勧奨が控えられていますが、子宮頸がんを予防することのできる大切なワクチンです。ぜひ接種をご検討ください。

・髄膜炎菌ワクチン(2歳以上)(任意接種)高校や大学で寮生活をする場合、海外留学を検討する場合は接種をお勧めしてます。

・インフルエンザワクチン(毎年)(任意接種)

 

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール 

 

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2017.05.14更新

スギ花粉症とは

花粉症とは、植物の花粉が原因となって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー症状をおこす病気です。花粉症のうちでスギ花粉が原因(アレルゲン)となるものを、スギ花粉症といいます。スギの花粉はおもに毎年2月から4月に飛散しますからこの時期に症状を認めます。日本人のうち20〜30%がスギ花粉症に罹患していると考えられます。

 

スギ花粉症の診断

毎年春に鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどを認める場合にはスギ花粉症を疑います。小児の場合、ウイルス感染や副鼻腔炎(蓄膿症)でも類似の症状を認める場合があり、鑑別が大切です。

スギ花粉症の検査としては、血清抗体検査、皮膚テスト、鼻汁検査などがあります。これらの検査と問診を組み合わせて診断します。

 

スギ花粉症の舌下免疫療法

スギ花粉症の舌下免疫療法はスギ花粉の抗原を含む治療薬を舌の下に投与します。毎日治療薬を使用することでスギ花粉症の症状を緩和することができます。約8割の人に効果があると言われ、そのうち2〜3割の人はまったく症状を認めなくなりました。

 

舌下免疫療法の対象は

対象は12歳以上のスギ花粉症の方です。他の花粉、ダニ、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎には効果がありません(別の治療薬でダニの舌下免疫療法も可能です。ご興味のある方はご相談ください)。

抗アレルギー剤を使用しても症状の改善が乏しい、抗アレルギー剤は眠気が出てしまい使用できない方はご検討いただけるとよろしいかと思います。

 

舌下免疫療法の副作用

口の中の脹れ、口や喉のかゆみなどが主な副作用です。これらの副作用は一過性で投与を継続していると徐々に認められなくなります。

稀にアナフィラキシーショックの可能性があります。このようなケースは投与量を間違えたり、長期間休薬した後に急に治療を再開した際がほとんどです。治療薬の使い方に関しては主治医より十分に説明を受けてください。

 

舌下免疫療法の治療の実際

スギ花粉症の舌下免疫療法はスギ花粉が飛散していない時期に治療を開始します。当院では毎年4月から11月中までに治療を開始します。

1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、その後決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。初めての服用は、医療機関で医師の監督のもと行い、2日目からは自宅で服用します。

治療を開始すると翌年のシーズンから効果が現れはじめます。

 

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2017.03.26更新

臍ヘルニアとは

臍ヘルニア(でべそ)とは、新生児期、ちょうど産院を退院して、へその緒が取れた頃から生後1か月くらいまでに、もっこりとおへそが飛び出してくる状態のことを言います。最初は泣いた時だけ大きくなるなど小さいのですが、生後2~4か月をピークに大きくなっていきます。お母さんと赤ちゃんをつなぐ臍帯の通り道であった腹壁の筋肉が完全に閉じなかった為に起こる現象で、新生児の約4%に見られ、1歳までに80%、2歳までに90%前後が自然治癒すると言われています。  

 

臍ヘルニアの治療

以前は皮膚トラブル(接触皮膚炎)の問題から、何もせずに様子観察することが多かったのですが、大きくなったおへその伸びきってしまった皮膚は元には戻らず、その醜形が問題となっていました。 現在は、通気性の良いテープやスポンジシートの出現により、早期から(生後2か月までがおすすめ!) スポンジ圧迫法により、見た目も美しく、治療期間も29~279日、平均で79日間と短い期間で治せる可能性があることがわかりました。(治療開始を生後2か月とすると生後4か月までに治癒する可能性があるということですね! 当院もこのスポンジ圧迫法を取り入れて、臍ヘルニアの早期完治を目指しています。 ご相談いただきました皆様には良好な結果が出ております。お肌の弱い赤ちゃんや、臍ヘルニアが大きすぎる場合など、圧迫しても治癒が見られない場合は、ご相談の上、専門病院へ紹介させて頂きます。

臍ヘルニア圧迫療法

スポンジ圧迫法とは写真のように医療用のスポンジシートをカットして、通気性の良い医療用テープで圧迫固定します。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

伝染しやすい感染症には「学校保険安全法」という法律で学校や幼稚園などの集団生活への出席停止が義務づけられています。

・インフルエンザ(学校) 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで。
・インフルエンザ(幼稚園) 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後3日を経過するまで。
・百日咳 特有の咳が消失するまで、または5日間の適正な抗菌薬療法が終了するまで。
・麻疹 解熱した後3日を経過するまで。
・流行性耳下腺炎 耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が始まった後5日を経過し、かつ、全身状態が良好となるまで。
・風疹 発疹が消失するまで。
・水痘 すべての発疹が痂皮化するまで。
・咽頭結膜熱 主要症状が消退した後2日を経過するまで。
・溶連菌感染症は適切な抗生剤内服開始後24時間以上経過し、解熱、全身状態が良ければ出席が可能です。
・手足口病、ヘルパンギーナ、伝染性紅斑(りんご病)などには一定の出席停止期間は定められていません。解熱後、全身状態が良ければ登校(登園)することができます。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

溶連菌感染症は幼児期から学童期に多い「のどのかぜ」の一つです。高熱と喉の痛みが代表的な症状です。のど(咽頭)が赤く充血して痛みが強く出ます。舌が赤くなり、ぶつぶつが目立つ場合があります(苺舌)。時に頭痛や腹痛を伴います。中耳炎を合併する場合があります。この様な症状から少し遅れて身体にピンク色の細かい発疹が出現する場合があります(かるい痒みを伴います)。

感染経路の多くは飛沫感染です。患者のだ液から感染しますから手洗いやうがいをしっかりすることで予防できます。潜伏期は2~3日です。赤ちゃんや大人にも伝染する場合がありますので注意しましょう。

●診断と治療
「迅速検査」により5分ほどで診断がつきます。抗生剤の内服を開始すると1~2日で解熱します。ただし再燃や、合併症の予防のために途中で服薬を中止することなくしっかり最後まで内服を完了してください。抗生剤の内服開始後24~48時間以上が経過して症状が改善していれば登園、登校が可能です。幼稚園や保育園によっては治癒証明書が必要な場合があります。家族に同様の症状の方がいる場合には一緒に抗生剤を内服していただきます。

●溶連菌感染後の合併症・急性腎炎
稀に溶連菌感染症のあとに急性腎炎を合併することがあります。予後は良好な病気ですが、時には入院治療を要します。溶連菌が治癒してから2~3週間後に尿が赤く(黒く)なったり、尿が出なくなったり、身体がむくんだりといった症状が出現したら速やかに再診してください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

●MERSコロナウイルス感染症とは?
2012年に初めて確認された新しいウイルス感染症です。主として中東で患者が発生しています。ヨーロッパや北米、アジアでも患者の発生がありますが、全て中東で感染した患者、あるいはその患者からの2次感染例です。ラクダとの接触で感染する可能性があると言われますがいまだ詳細は不明です。人から人への感染もあり得ますが、家族や医療従事者など濃厚に患者と接触した症例が大半で、インフルエンザのような大流行は生じないと考えられています。

●症状
主な症状は咳、発熱、呼吸困難など呼吸器症状です。時に嘔吐や下痢といった消化器症状を伴います。MERSコロナウイルスに感染しても症状の現れない方(不顕性感染)や、軽症で経過する場合もあります。特に高齢者、免疫不全や慢性肺疾患などの基礎疾患がある場合には重症化します。

●予防と治療
ウイルス感染症で抗生剤などは無効です。発症した場合は対症療法を行います。現在のところワクチンも存在しません。手洗いやうがい、マスク着用など一般的な感染症予防で感染を防ぐことができます。

●感染が疑われた場合には
帰国時に発熱や咳などの症状がある方は、空港内等の検疫所へご相談ください。帰国後14日以内に、発熱や咳などの症状がみられ、最寄りの医療機関を受診する際は、事前に医療機関に連絡の上、中東をはじめとする流行地域に滞在していたことを告げてください。症状がある間は、他者との接触を最小限にするとともに、咳エチケットを実行してください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

●腸重積症とは?
腸重積症とは、腸の一部が腸の中に入り込んでしまうために生じる病気です。腹痛や嘔吐、血便が特徴的な症状で発見が遅れると腸に穴が開いて腹膜炎を起こし、発見が遅れると時に死に至る場合があります。日本国内でだいたい年間4000人くらいが発症していると考えられ決して珍しい病気ではありません。生後3か月頃から増加し生後7~9か月頃が発症のピークです。3か月未満、6歳以上では稀です。

●腸重積症の症状
特徴的な症状は腹痛と嘔吐、イチゴジャムの様な血便です。乳児の場合は訴えがはっきりしませんから以下の様な症状があれば腸重積症を疑います。

・泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
・嘔吐を繰り返す
・ぐったりして顔色が悪くなる
・血便が出る

この様な症状がある場合には様子を見ることなく救急受診をしてください。

●腸重積症の治療
造影剤や空気を肛門から注入して入り込んでしまった腸を押し出します(非観血的整復術)。発症から時間が経っている場合や状態が良くない場合は手術で腸をもとの状態にもどします(観血的整復術)。腸重積症は発見が早ければ手術をしなくても治療が可能で、予後も良い病気です。

●ロタウイルスワクチンと腸重積症
腸重積症はロタウイルスやノロウイルスといった胃腸炎を契機に発症することが少なくありません。また、ロタウイルスワクチンの接種後に若干その発症率が上がる可能性があります。ロタウイルスワクチンは腸重積症の自然発生率があがる前に、生後2か月を迎えたらできるだけ早期に接種を済ませます。また接種後1週間程度は腸重積症の症状に気をつけてください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

●どんな病気?
細菌性腸炎では発熱や腹痛、下痢(血便を伴うことあり)、嘔吐などを認めます。主に蒸し暑い夏に患者が増加します。冬から春に流行する、ノロウイルスや、ロタウイルスなどのウイルス性胃腸炎に比べると症状はより強く重篤です。時に溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症を合併することがあります。特に抵抗力が弱い乳幼児や高齢者では注意が必要です。

●予防
主な感染経路は「菌に汚染された飲食物を摂取する」、「患者の糞便で汚染されたものを口にする」など経口感染です。食品はよく洗い新鮮な材料を使うこと、肉は十分に過熱することなど予防対策が大切です。赤ちゃんが下痢をしているときはおむつ交換後に手をよく洗ってください。下痢症状がある人は専用のタオルを使用して、トイレは常に清潔に保ち、ドアノブ、水洗レバー、電気のスイッチなど手の触れるところは特に念入りに掃除してください。

●治療
下痢止めや不適切な抗生剤の使用は時に症状を悪化させます。症状が疑われた際は、自分の判断でこれらの薬剤を使用することなく受診してください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

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