よくある質問

2017.05.14更新

舌下免疫療法は、アレルゲンを含む治療薬を毎日服用して、アレルギー反応を和らげることを目指す治療です。症状を軽くし、薬の使用量を減らす効果が期待できます。ただし効果には個人差があり、すべての方の症状がなくなるわけではありません。

当院では、治療開始は小学生以上を推奨しています。成人の方にも対応しており、お子さんと一緒に、お父さん・お母さんの治療も行っています。年齢だけでなく、薬を正しく服用できるか、毎日の治療や通院を続けられるかなどを確認して、治療を検討します。

スギはシダキュアを用い、当院では6月から11月末に治療を開始します。ダニはミティキュアを用い、通年で開始できます。初回は医療機関で服用し、少なくとも30分間は副作用がないか観察します。その後は自宅で毎日服用し、定期的に診察を受けながら数年間続けます。

口や喉のかゆみ、腫れ、違和感などが起こることがあります。また、正しく服用していても、重いアレルギー反応であるアナフィラキシーが起こる可能性があります。息苦しさ、声のかすれ、ぐったりする、意識がおかしいなどの症状がある場合は、服用を中止し、救急車を要請するなど、あらかじめ説明された緊急対応を行ってください。体調不良時の服用や中断後の再開は自己判断せず、医師にご相談ください。

治療期間、副作用への対応や通院頻度などは、当院サイトの舌下免疫療法のご案内をご覧ください。治療を希望される方は、一般外来でお申し出ください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2017.03.26更新

臍ヘルニアとは

臍ヘルニア(でべそ)とは、新生児期、ちょうど産院を退院して、へその緒が取れた頃から生後1か月くらいまでに、もっこりとおへそが飛び出してくる状態のことを言います。最初は泣いた時だけ大きくなるなど小さいのですが、生後2~4か月をピークに大きくなっていきます。お母さんと赤ちゃんをつなぐ臍帯の通り道であった腹壁の筋肉が完全に閉じなかった為に起こる現象で、新生児の約4%に見られ、1歳までに80%、2歳までに90%前後が自然治癒すると言われています。  

 

臍ヘルニアの治療

以前は皮膚トラブル(接触皮膚炎)の問題から、何もせずに様子観察することが多かったのですが、大きくなったおへその伸びきってしまった皮膚は元には戻らず、その醜形が問題となっていました。 現在は、通気性の良いテープやスポンジシートの出現により、早期から(生後2か月までがおすすめ!) スポンジ圧迫法により、見た目も美しく、治療期間も29~279日、平均で79日間と短い期間で治せる可能性があることがわかりました。(治療開始を生後2か月とすると生後4か月までに治癒する可能性があるということですね! 当院もこのスポンジ圧迫法を取り入れて、臍ヘルニアの早期完治を目指しています。 ご相談いただきました皆様には良好な結果が出ております。お肌の弱い赤ちゃんや、臍ヘルニアが大きすぎる場合など、圧迫しても治癒が見られない場合は、ご相談の上、専門病院へ紹介させて頂きます。

臍ヘルニア圧迫療法

スポンジ圧迫法とは写真のように医療用のスポンジシートをカットして、通気性の良い医療用テープで圧迫固定します。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

1歳未満の赤ちゃんには、ハチミツやハチミツを含む食品を与えないでください。飲み物やお菓子、パンなどに含まれている場合も同じです。

ハチミツには、ボツリヌス菌の「芽胞(がほう)」が含まれていることがあります。芽胞は、菌が熱や乾燥に耐えるためにつくる形態です。腸内環境がまだ十分に整っていない赤ちゃんでは、口から入った芽胞が腸管内で発芽し、菌が増殖して毒素を産生することで、乳児ボツリヌス症を発症することがあります。

芽胞は熱に強く、通常の加熱や調理では死滅しません。そのため、加熱済みの食品でも、ハチミツが含まれていれば1歳未満の赤ちゃんには与えないでください。離乳食に使う食品や市販のお菓子などを選ぶ際は、原材料表示を確認しましょう。

乳児ボツリヌス症では、便秘、哺乳力の低下(母乳やミルクを飲む力が弱くなる)、泣き声が弱くなる、全身の筋力低下などがみられます。このような症状がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。ハチミツを口にしたことがあれば、そのことも医師にお伝えください。

ハチミツを与えるのは、1歳になってからにしましょう。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

睡眠の大切さ

睡眠は、心身の休養だけでなく、脳や身体の発達、記憶の定着、感情の調節にも関わっています。睡眠不足が続くと、日中の眠気や集中力の低下、いらだちなどにつながることがあります。

睡眠は、脳が比較的活発に働き夢をよく見るレム睡眠と、浅い眠りから深い眠りまで段階があるノンレム睡眠を繰り返しながら進みます。どちらも大切な役割があり、必要な睡眠時間を確保するとともに、規則的な睡眠・覚醒リズムを整えることが重要です。

どれくらいの睡眠が必要ですか

必要な睡眠時間は年齢や個人によって異なります。1日当たりの睡眠時間の目安は次のとおりです。

  • 1〜2歳は11〜14時間。
  • 3〜5歳は10〜13時間。
  • 小学生は9〜12時間。
  • 中学生・高校生は8〜10時間です。

乳幼児期は昼寝を含めて必要な睡眠時間を確保します。成長に伴って昼寝の必要性は低下し、夜間を中心とする睡眠へ移行していきます。移行の時期には個人差があるため、年齢だけで一律に昼寝をやめる必要はありません。

学童期以降は、夜間に必要な睡眠時間を確保することを基本にしましょう。昼寝をしたからといって、その分夜の睡眠を短くしてよいわけではありません。休息のために短い昼寝をする場合も、長時間や夕方以降は避け、夜の入眠に影響しないようにしましょう。

時間だけでなく、朝の目覚めや日中の様子も確認しましょう。朝起きるのがつらい、日中に強い眠気がある、休日に長時間寝ないと過ごせない場合は、普段の睡眠が不足している可能性があります。

塾や習い事、部活動などで忙しい場合も、必要な睡眠時間から逆算して生活の予定を考えることが大切です。

生活リズムを整える工夫

朝はできるだけ一定の時刻に起き、カーテンを開けて朝の光を浴びましょう。朝食を取り、日中に適度な運動をすることも、生活リズムを整える助けになります。

就寝前は室内の照明を控えめにし、スマートフォンやゲームなどの使用を控えましょう。寝床での使用は避け、落ち着いて眠る準備ができる環境を整えてください。

思春期には、身体の変化に伴って眠くなる時刻が遅くなりやすい傾向があります。本人の気持ちや努力だけの問題とせず、学校や家庭での予定も含めて、睡眠時間を確保する方法を考えましょう。

子どもに早寝を促しても、近くで大人がテレビを見たり明るい照明の下で活動したりしていると眠りにくくなることがあります。ご家庭の事情に合わせて、家族で協力できる工夫から始めてみてください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

伝染しやすい感染症には「学校保険安全法」という法律で学校や幼稚園などの集団生活への出席停止が義務づけられています。

・インフルエンザ(学校) 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで。
・インフルエンザ(幼稚園) 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後3日を経過するまで。
・百日咳 特有の咳が消失するまで、または5日間の適正な抗菌薬療法が終了するまで。
・麻疹 解熱した後3日を経過するまで。
・流行性耳下腺炎 耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が始まった後5日を経過し、かつ、全身状態が良好となるまで。
・風疹 発疹が消失するまで。
・水痘 すべての発疹が痂皮化するまで。
・咽頭結膜熱 主要症状が消退した後2日を経過するまで。
・溶連菌感染症は適切な抗生剤内服開始後24時間以上経過し、解熱、全身状態が良ければ出席が可能です。
・手足口病、ヘルパンギーナ、伝染性紅斑(りんご病)などには一定の出席停止期間は定められていません。解熱後、全身状態が良ければ登校(登園)することができます。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

溶連菌感染症のうち、ここでは主に、A群溶血性連鎖球菌による咽頭炎について説明します。幼児期から学童期に多くみられますが、大人も感染することがあります。

発熱、咽頭痛、咽頭や扁桃の発赤・腫脹などがみられます。頭痛や腹痛、嘔吐を伴うこともあります。舌が赤くなって表面のぶつぶつが目立つ「苺舌」や、全身に細かな発疹がみられる場合もあります。特徴的な発疹を伴うものは「猩紅熱」と呼ばれます。ただし、症状だけでウイルス性の咽頭炎と区別することは難しく、診察所見や検査結果を合わせて判断します。症状や周囲の感染状況を確認し、必要に応じて咽頭から検体を採取する抗原迅速検査などを行います。

治療には抗菌薬を使用します。適切な治療によって症状の改善や周囲への感染拡大の抑制、リウマチ熱などの合併症予防が期待できます。薬の種類によって服用期間が異なります。解熱して咽頭痛が軽くなっても、自己判断で中断せず、処方された期間の内服を完了してください。内服を始めても症状が改善しない場合や、悪化する場合は、再度ご相談ください。

「家庭でのケアと感染予防」

咽頭痛が強いときは、刺激の少ない、飲み込みやすい食事を選び、水分をこまめに補給しましょう。主に飛沫や唾液などを介して感染するため、手洗い・うがい・咳エチケットを心がけ、コップや食器、タオルの共用を避けてください。ご家族にも発熱や頭痛などの症状がある場合は、それぞれ受診し、診察や検査に基づいて治療の必要性を判断します。症状のないご家族への予防的な抗菌薬投与は、通常は必要ありません。処方された薬を家族で分けて使用しないでください。

「登園・登校の目安」

保育園の登園の目安は、適切な抗菌薬の内服開始後、24から48時間が経過していることです。解熱し、食事や水分がとれ、集団生活に無理なく参加できる状態であることも確認します。登園・登校の再開時期は診察時にご相談ください。登園届などの書類については、園や学校へご確認ください。

「感染後の合併症と受診の目安」

感染後に、まれに急性糸球体腎炎を起こすことがあります。抗菌薬を服用していても、確実に予防できるとは限りません。症状が改善した後も、赤褐色の尿、尿量の減少、まぶたや足のむくみなどがみられた場合は、速やかに受診してください。また、水分がとれない、唾液も飲み込めない、頸部の腫れや痛みが強い場合には早めの受診が必要です。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

●MERSコロナウイルス感染症とは?
2012年に初めて確認された新しいウイルス感染症です。主として中東で患者が発生しています。ヨーロッパや北米、アジアでも患者の発生がありますが、全て中東で感染した患者、あるいはその患者からの2次感染例です。ラクダとの接触で感染する可能性があると言われますがいまだ詳細は不明です。人から人への感染もあり得ますが、家族や医療従事者など濃厚に患者と接触した症例が大半で、インフルエンザのような大流行は生じないと考えられています。

●症状
主な症状は咳、発熱、呼吸困難など呼吸器症状です。時に嘔吐や下痢といった消化器症状を伴います。MERSコロナウイルスに感染しても症状の現れない方(不顕性感染)や、軽症で経過する場合もあります。特に高齢者、免疫不全や慢性肺疾患などの基礎疾患がある場合には重症化します。

●予防と治療
ウイルス感染症で抗生剤などは無効です。発症した場合は対症療法を行います。現在のところワクチンも存在しません。手洗いやうがい、マスク着用など一般的な感染症予防で感染を防ぐことができます。

●感染が疑われた場合には
帰国時に発熱や咳などの症状がある方は、空港内等の検疫所へご相談ください。帰国後14日以内に、発熱や咳などの症状がみられ、最寄りの医療機関を受診する際は、事前に医療機関に連絡の上、中東をはじめとする流行地域に滞在していたことを告げてください。症状がある間は、他者との接触を最小限にするとともに、咳エチケットを実行してください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

●腸重積症とは?
腸重積症とは、腸の一部が腸の中に入り込んでしまうために生じる病気です。腹痛や嘔吐、血便が特徴的な症状で発見が遅れると腸に穴が開いて腹膜炎を起こし、発見が遅れると時に死に至る場合があります。日本国内でだいたい年間4000人くらいが発症していると考えられ決して珍しい病気ではありません。生後3か月頃から増加し生後7~9か月頃が発症のピークです。3か月未満、6歳以上では稀です。

●腸重積症の症状
特徴的な症状は腹痛と嘔吐、イチゴジャムの様な血便です。乳児の場合は訴えがはっきりしませんから以下の様な症状があれば腸重積症を疑います。

・泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
・嘔吐を繰り返す
・ぐったりして顔色が悪くなる
・血便が出る

この様な症状がある場合には様子を見ることなく救急受診をしてください。

●腸重積症の治療
造影剤や空気を肛門から注入して入り込んでしまった腸を押し出します(非観血的整復術)。発症から時間が経っている場合や状態が良くない場合は手術で腸をもとの状態にもどします(観血的整復術)。腸重積症は発見が早ければ手術をしなくても治療が可能で、予後も良い病気です。

●ロタウイルスワクチンと腸重積症
腸重積症はロタウイルスやノロウイルスといった胃腸炎を契機に発症することが少なくありません。また、ロタウイルスワクチンの接種後に若干その発症率が上がる可能性があります。ロタウイルスワクチンは腸重積症の自然発生率があがる前に、生後2か月を迎えたらできるだけ早期に接種を済ませます。また接種後1週間程度は腸重積症の症状に気をつけてください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

●どんな病気?
細菌性腸炎では発熱や腹痛、下痢(血便を伴うことあり)、嘔吐などを認めます。主に蒸し暑い夏に患者が増加します。冬から春に流行する、ノロウイルスや、ロタウイルスなどのウイルス性胃腸炎に比べると症状はより強く重篤です。時に溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症を合併することがあります。特に抵抗力が弱い乳幼児や高齢者では注意が必要です。

●予防
主な感染経路は「菌に汚染された飲食物を摂取する」、「患者の糞便で汚染されたものを口にする」など経口感染です。食品はよく洗い新鮮な材料を使うこと、肉は十分に過熱することなど予防対策が大切です。赤ちゃんが下痢をしているときはおむつ交換後に手をよく洗ってください。下痢症状がある人は専用のタオルを使用して、トイレは常に清潔に保ち、ドアノブ、水洗レバー、電気のスイッチなど手の触れるところは特に念入りに掃除してください。

●治療
下痢止めや不適切な抗生剤の使用は時に症状を悪化させます。症状が疑われた際は、自分の判断でこれらの薬剤を使用することなく受診してください。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

2016.10.31更新

●どんな病気?
ヒトパルボウイルスというウイルス感染症です。正式名称は「伝染性紅斑」ですが、その症状から「りんご病」と呼ばれることも多いです。幼稚園や小学校で冬から春に流行します。頬が赤くなり、少し盛り上がります。その後、紅斑が腕や太ももに広がります。レース模様のように見えるのが特徴です。
胸やおなか、背中にはあまり紅斑が目立たないのが普通です。紅斑は軽い熱感と痒みを伴う場合がありますが、1週間位で消失します。熱は出たとしても微熱程度で、あまり高い熱を伴うことはありません。伝染性の強い病気ですが、紅斑が出現するような時期にはほとんど感染力はありません。普段と変わらない生活ができます。体調が良ければ普段と変わらない生活が可能です。幼稚園や小学校も登園(登校)できます。ただし日光に当たると赤みや痒みが強くなる場合がありますから、帽子、長袖や長ズボンで日光を避けたほうが良いでしょう。

●治療
治療法はありません。今のところ予防接種もありません。痒がる場合には冷たいタオルなどで冷やしてあげてください。

●妊婦さんはりんご病の流行に注意を
妊娠の比較的早い時期に妊婦さんがパルボウイルスに感染すると流産などの原因になることがあります。りんご病の流行している時期には人混みを避けるなど、配慮したほうが良いでしょう。

投稿者: ぽっけキッズクリニック

前へ 前へ